海と内なる子 その2

海と内なる子 その1 より続く…)
 
一緒に繋がって海を見ているだけでもかなり癒されました。
3歳の私に、「かまわなさすぎてゴメンね。」と謝りました。
そして、その日はそのまま眠ってしまいました。

翌日、その出来事を先生にメールで報告して、仕事帰りに整体院に伺いました。
先生とお話して、ひとつ階段がのぼれたような気がしました。
その晩もまた2人で海へ行きました。
その日はただただ立ち尽くしていた前日と違って、3歳の私の気分も少しほぐれてくれた感じで、波打ち際で笑顔で遊んでいて、こういう無邪気さが必要なんだったと思いました。

 

思い出すままに書きましたけど、こんなん参考になるんでしょうか?

 

意識がふっと遠のくような月経痛は、恐怖感さえ沸いてきます。
毎月、毎月、やってくるたびに出かける予定を取りやめたりして、憂鬱な気分になります。
どうか、その方の痛みが癒されますように・・・

○○ ○○

 

 (↑↑以上、○○さんからのメールから引用↑↑)

 

…いかがでしょうか?ちなみにこのメールをいただいてから確認を取ると、駅のホームで痛みに見舞われた約4ヶ月前の痛みを10とすれば、最近では2くらいにはなっており、お医者さんに処方された鎮痛剤も必要がなくなったとのことです。

 

私の主観でも、○○さんはこの約4ヶ月前くらいから、何か雰囲気がガラッと変わったように感じられました。駅での顛末は聞いていましたが、ご自身での取り組みの中から浮かび上がった“負の世代連鎖”という裏テーマを「私が断ち切る!」と決断された、他者(親)に向かっていたベクトルを自分自身に向けられた瞬間があったんですね。その当時の変化を思い出し、“そういう裏があったからなんや”と、改めて腑に落ちました。
 
ワークを通じて、何らかの気付きが得られる方もいれば、○○さんのように視覚的にイメージするのがあまり得意ではなく、その場では「…?」という方もいらっしゃいます。でもそこに心の目を向けること自体がワークの目的ですので、あまり結果にこだわる必要はないんです。

 

ただ最終的には、自分の身体からのフィードバックを受け取ろう、もう一人の自分とコミュニケーションを取ろうとする“ど本気さ”は大切なようです。例えこちらが何も受け取れなかったと感じていても、向こう(内なる子)は、その人から是非コミュニケーションを取りたい「大切な存在」だと思われているのか、自分の人生の足を引っ張る「忌まわしい存在」だと思われているのか、全部分かっているようですので。

 

(○○さん、丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。)

 

症状がどのようなかたちで「薬」を含んでいるかに気づいていただきたい。

それは症状だけでなく、人生全体に効く薬なのだから。

 アーノルド・ミンデル著 藤見幸雄+青木聡訳 日本教文社