海と内なる子 その1
(↓↓以下、○○さんからのメール↓↓)
こんばんは。
私の経験といっても、ほんの数分のことでそんなに詳しくというものもないのですが、
確かにあのあたりから徐々に痛みから解放されてきましたし、
チョッとした事でも何か誰かのお役に立つなら・・・と思います。
キッカケは、先生に夢の話を聞いてもらったことでした。
夢の中で、鞄を忘れて探しているというものを何度か見たことがあって、
実際の生活の中でも、酔っ払って鞄を忘れたことがあると言った時に、
先生が「人からかまって欲しくて、わざと忘れているんじゃないですか?」と仰いましたね。
その時は、「ええ?」って感じでした。
そして、あの駅のホームで、いつもは決まって夜中に痛くなる卵巣が、
その日はなぜか帰宅途中に痛くなってきたので、先生の言葉を思い出し、
卵巣に向かって「かまって欲しかったんやね?」と問いかけてみました。
「そうかもしれない」と思えました。
私は、今はこんなですけど子供の頃は結構シッカリしていたのです。
親を手こずらせるような事はしませんでしたし、甘えたくても甘えないできたのだと思います。
親からあまりかまってもらえなかった、また自分自身も自分の欲求に素直になれなかった、かまって欲しかったという気持ちを押し込めてきたんだなぁと思ったのです。
そこまでいった時に、卵巣の痛みがこころなしか和らいだような気がしました(※1 痛みのピークを10とすると8くらいに)。
その日の夜に、その事をもう一度考えていて、母も同じような子供時代を過ごしていたのではないだろうかと思いました。
私だけでなく、母もまたその母に・・・などと。
そしたら、母にかまってほしかったと投げるのでなくて、私が自分で断ち切るべきなんだと思い、3歳の私(※2↓)と手を繋いで、海を見に行ってみたのです。
その時の海は、穏やかで静かな波が寄せる、季節で言うと初春の頃のような海でした。
まだ見ぬクライアント
先日、ある方から“美容師免許に無事一発合格しました!”という嬉しいメールが届きました。試験前には、練習すればするほど、ロットを巻けば巻くほどうまく巻けなくなるという悪循環に陥っていたようですが、そんなプレッシャーも何とか乗り越えられたようです。本当におめでとうございます。
かと思えば、先日来院されたある方からは、“来夏、司法書士試験に挑戦することにした!”、という報告を頂きました。現在ストレスから休職中の方ですが、先のことを考えられる心の余裕が出来てよかったとも思いましたが、将来就くであろう司法書士という仕事について情報収集するうちに、なぜか最近勉強に集中できなくなってきたとのこと。
正直、司法書士の試験がどれだけ難しいのか、そもそも司法書士がどんな仕事なのかすら私には分かりませんが、とりあえず何が不安要素になっているのか一緒に探してみることにしました。
スケジュールとしては来年7月の試験のあと、10月に合否の発表があるのですが、ちょっとイメージを膨らませてもらいました。そのとき“あなたはどうなってたらいいですか?”“その知らせを聞いた周りの人の反応は?”“あなたは何をしていますか?”…からはじめて5年後…10年後…。
すると、合格発表のあとのことが今ひとつピンと来ないようなので(当然ですが)、私が考えられるパターンを三つ挙げて、それぞれでご自身が働いてる様子をイメージしてもらいました。
A.どこかの司法書士事務所に勤める
B.独立して自分の看板を掲げる
C.どこかの事務所に勤め、経験を積んだ後に独立する(A.→B.)
A.のどこかの事務所に勤めているイメージは簡単に出てきましたが、ご自身が独立しているイメージは少し出てきにくいようです。それでもB.パターンのイメージで時を先に進めてみると、「○○司法書士事務所」の看板のかかった住居兼店舗の一階の扉から、ご自分のお子さんが出入りしているイメージが出てきました。
そこまできた時、私が小っちゃなホワイトボードに描いた住居兼店舗(らしきもの!?)を図示し…
「じゃあ、この扉からお子さんが“ただいま~”って帰ってきたりするんですね?」
と尋ねると、“はっ!”と何かに気付かれたようでした。
「…いえ違うんです!! 本当は一人でもいいんです!
…誰か借金で困っている人を助けられたら…それで死なずに済む人がいるんなら…」
私はもちろん、ご本人も“どえらいところに行き着いた!”みたいな顔をされていました。一応私も冷静を装い「…じゃあ勤めるか独立するかはあんまり関係ないみたいですね」みたいな事を言って言葉を継ぎましたが、本当は内心、この方の深いところから出た言葉に感動していました。
若い方ですが、これまで色々修羅場をくぐられているだけに、ご本人も気付かないうちにそんな動機が芽生えてたんでしょうね。ご本人によると情報を集めるうちに、“だんだん欲が出てきた”とのことで、もちろんそれ自体は決して悪いことではないんでしょうが、“将来は独立して成功する”という外から入ってきた成功イメージと、元々ご自身の深いところにある動機との間で折り合いがつかなかったのかもしれません。
でもよくよく考えると、つい数ヶ月前にこの方にはじめてお会いしたときには、不定愁訴いっぱい、「自分OK,他者NG」の周囲への不満いっぱい…という状態だったのですが(○○さん、ゴメンネ)。辛かったでしょうが、よっぽどしっかり自分を見つめなおされたんでしょうね。まだまだ道半ばですが、そんな努力があったからこそ、今の境地に立たれたんだとも思います。
ちなみに、この方は将来自分の前に現れるであろうクライアントのイメージが大分出来ているようでしたが、私が出た整体学校の校長先生は、学校内でノホホンと過ごす学生にこんな声掛けをしてモチベートしてました。
「田中、お前の未来の患者さん(クライアント)はすぐそこの道を歩いとるぞ!」
「えっ、どこどこ?」
「アホッ!!」
…(笑)。でも当時、将来自分の前に立つであろうクライアントをイメージすると、結構シャッキリできたのを覚えています。
(…ところで司法書士って何をする人なんでしょうか(^_^;)?)
いただきます!
以前、「十牛図」(7/4付け)というタイトルでご紹介した現在休職中の女性(20歳代)。この方に今でも時々来ていただいています。
在職中はストレスから心身のコンディションを崩し、お休みの日は病院・治療院通いで一日が潰れてしまうような具合でしたが、現在は大分症状も和らいで…というより、ご自身で症状を大方コントロールできるようになって、最近では保険証の活躍する機会もめっきり少なくなったとのこと(元々、不定愁訴がありましたが、来院当初の主訴は“胃がムカついて食欲がない”でした)。
それに伴い寝ている間に見る夢まで、以前は仕事でクレーム対応に追われている夢ばかりだったのが、最近では普通に楽しく仕事している夢に変わったそうです(実際、気になる仕事も出てきたようです)。
この段階になると、施術やカウンセリングよりご本人の取り組みが主になりますので、自然とセッションも間隔が空き、通信教育のスクーリングのようになってきますが(理想的な状態だと思っています)、先日来ていただいたとき…
わたし 「最近、どうですか?」
その方 「はい、もうご飯がおいしくて、食べ過ぎて困るくらいなんですよ(笑)」
わたし 「ホンマですか(気持ち悪くならないんですか)!?」
その方 「ええ…食べても絶対気持ち悪くならない方法見つけたんですよ!」
わたし 「ええっ、どうするんですか?…教えてください。」
その方 「両手を合わせて…“いただきます!”って…するんです(笑)。」
わたし 「…それだけですか??」
その方 「はい、それだけです(笑)」
私が両手を使って(施術で)症状が改善され、クライアントから感謝されるのはもちろんうれしいことですが、こうやってご自身で工夫して対処されるようになった話を聞くと、何か深~く感動してしまいます。
で、早速感化された私も、その晩試しにやってみました(笑)。
「いただきます…(控えめに。普段やらないのでちょっと恥ずかしい…)」
う~ん、ついでに食べながら“うまいなぁ~!”っていいながら食べてみたのですが、確かにどんどんおいしくなりますね(笑)。
ただでさえお腹がすくこの時期、食べ過ぎに注意ですわ。
“私自身の腰痛(心因性)体験”、upしました!
以前から、当院に来ていただいた方で「ストレスが自律神経という神経を介して、身体の症状として出ることがあるのはとりあえずわかった。ただいまひとつピンと…」といった方に、私自身がぎっくり腰になった経験をお話することがあります。
そのぎっくり腰は、結局、私自身が身体を動かしたりツボを取ったりすることもなく、私の心への働きかけだけで消失させた…というお話なのですが、中には私が思っていた以上に参考になる方もいらっしゃるようですので、昨日HPの方にもupしてみました。
どうぞご参考までに…
タナカ整体院HP内 “私自身の腰痛(心因性)体験”
…あくまで“心因性の腰痛への取り組み”というだけでなく、“ストレス症状全般への働きかけ”の一例として受け取っていただけるとうれしいです。
1972年9月21日、豪雨…
今日のお昼過ぎ、次に来られる方の準備をしていると、なんとなく…ある本を手に取りたくなりました。それは ミッチェル・メイhttp://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=0limits-22&l=as2&o=9&a=4899761120 という、全米で五指に入るヒーラーでありながら、シナジーカンパニーという会社の最高経営責任者でもある方の本ですが、本棚に手が掛かるころには急にその本が読みたくなった理由がなんとなく分かりました。
「ミッチェル・メイって、確か自動車事故が転機になった人やったなぁ…」 (※私はミッチェル・メイさんのファンで、昨年来日された際のセミナーでお会いすることができました)
次に来られる方というのが、 10日ほど前に自動車事故に遭われた方(20歳代女性)なのですが、事故の直後はなんともなかったが、数日経って気分が悪くなったり、首が突っ張ったり…と典型的な後遺症が出てきたとのこと。で、その本の中に何か役に立つことがあるかもと、ミッチェル・メイが21歳で自動車事故に遭った件をみつけて…ちょっとびっくり!事故に遭った日というのが 「1972年9月21日…」 。「…今日(9/21)やんか!」
そのまま時間もないので大急ぎで読み続けると、ミッチェル・メイが事故を人生からの挑戦と前向きに受け取り、医師に足の切断を宣告され、それを拒んだ四年後に再び自分の両足で歩くようになるまでのことが記されていましたが、それらのことから、私経由でその方に伝えてメリットのある教訓があるとすれば… 「被害者モードから抜け出しませんか?」
もちろん、保険会社等を通じて必要な補償は受け取るべきですが、心情的に“どうして私が…?”から抜け出せないと、治癒のプロセスは進みにくいものです。とはいえ、以前に一度来て頂いていた方でしたが、通常我々のような民間療法の整体院ではまず保険からお金が出ないであろうこと(交渉次第とも言われてますが)を踏まえた上で、自腹で来て下さいます。整体師冥利に尽きます。過失の割合も10:0の、どこからどうみても完全な被害者です。そんな方に、そんな冷や水を浴びせるようなこと言えるかぁ?…と思う一方、一度お会いした経験から「○○さんやったら大丈夫ちゃうか?受け止められる強さがあるんちゃうか?」という気持ちもあり、来られるまでは結構葛藤してました。
で、約束の時間にいらっしゃって、思い切って「こんな人がいるんですけれど…」と本を見せながら切り出したのですが、結論として言ってよかったです。事故から今までのことを思い返し、何か感じるところがあったようで心から同意していただけたようでした。
施術自体は、動きに制限のみられた左の肋骨(シートベルトのせい?)の調整を中心に行ったところ、久しぶりに呼吸が楽になった、痛みや首の突っ張りも今はほとんど感じられなくなった、とのことで終了。
施術の途中くらいから雨が強く降り出していたので、傘と本をこの方にお貸ししたのですが、帰り際に…
「…(施術の)途中で思ってたんですけれど、本当に豪雨になりましたね(笑)!」
「えっ?」
「ほら、あの本に載ってたじゃないですか」
「…ああっ!ホンマや(笑)!」
見せた私はすっかり忘れていたのですが、施術前に、この方にお見せした本の事故の模様を綴った部分のタイトルは、1972年9月21日、豪雨… でした。日付けだけでなく天気まで符合するとは…何か不思議(^_^;)
営業のご案内
みなさん、本当にありがとうございます(しみじみ…<(_ _)>)。
特に遠くからお車で来ていただいた方。
なかなか簡単に通える距離ではありませんが、やりっ放しにするつもりはありませんので、何かありましたらメールでも電話でもお気軽に問い合わせください(お帰りにプリントアウトした地図を渡せず申し訳ありませんでした)。
まずは、お礼まで…
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尚明日以降、整体院の営業はカレンダー通り、
9/16(火)10:00~13:00
9/17(水)お休み
9/18(木)通常通り 10~14、16~20
となっております。どうぞよろしくお願い致します。