いただきます!

以前、「十牛図」(7/4付け)というタイトルでご紹介した現在休職中の女性(20歳代)。この方に今でも時々来ていただいています。


在職中はストレスから心身のコンディションを崩し、お休みの日は病院・治療院通いで一日が潰れてしまうような具合でしたが、現在は大分症状も和らいで…というより、ご自身で症状を大方コントロールできるようになって、最近では保険証の活躍する機会もめっきり少なくなったとのこと(元々、不定愁訴がありましたが、来院当初の主訴は“胃がムカついて食欲がない”でした)。


それに伴い寝ている間に見る夢まで、以前は仕事でクレーム対応に追われている夢ばかりだったのが、最近では普通に楽しく仕事している夢に変わったそうです(実際、気になる仕事も出てきたようです)。


この段階になると、施術やカウンセリングよりご本人の取り組みが主になりますので、自然とセッションも間隔が空き、通信教育のスクーリングのようになってきますが(理想的な状態だと思っています)、先日来ていただいたとき…



わたし 「最近、どうですか?」


その方 「はい、もうご飯がおいしくて、食べ過ぎて困るくらいなんですよ(笑)」


わたし 「ホンマですか(気持ち悪くならないんですか)!?」


その方 「ええ…食べても絶対気持ち悪くならない方法見つけたんですよ!」


わたし 「ええっ、どうするんですか?…教えてください。」


その方 「両手を合わせて…“いただきます!”って…するんです(笑)。」


わたし 「…それだけですか??」


その方 「はい、それだけです(笑)」


私が両手を使って(施術で)症状が改善され、クライアントから感謝されるのはもちろんうれしいことですが、こうやってご自身で工夫して対処されるようになった話を聞くと、何か深~く感動してしまいます。


 


で、早速感化された私も、その晩試しにやってみました(笑)。



「いただきます…(控えめに。普段やらないのでちょっと恥ずかしい…)」


う~ん、ついでに食べながら“うまいなぁ~!”っていいながら食べてみたのですが、確かにどんどんおいしくなりますね(笑)。


ただでさえお腹がすくこの時期、食べ過ぎに注意ですわ。