変身

前回のブログ(4/7付 肩に降る雨…)で心の中の“未処理”の問題を“処理済”にする方法の一つとして、「ゴメンナサイ-ありがとうセット」というのを紹介したところ、ある方から



「~ブログを拝見したら、私にビシバシとあてはまる文章が…
『ひょっとして誰かのお役に』、十二分に私のためになりました。」


というメールをいただきました。ありがとうございます。そう言っていただけると、私の中の“15歳の田中君”ともども、すごくうれしいです(笑)。



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今週に入ってからですが、半年前に“夢の変化(10/10付)”というタイトルで紹介させていただいた20歳代の女性が来院されました。元々アトピーで悩まれていたのですが、症状自体はご本人の努力の甲斐あって、4ヶ月目くらいから落ち着きを見せはじめました。


もちろんその道のりは決して平坦ではなく、途中、ド凹みといってもいいような脱ステ(ロイド)のリバウンドも経験されましたが、それでも希望を失わず耐え抜かれました。


ただ、この方にはHPの体験談“みなさんの声”にもご協力いただいたのですが、その中でも触れられているようにこの方とご両親との間に色々とありまして、ある意味症状のみなもとを辿っていくとどうやらその辺りに“核”がありそうなのですが、確か症状が安定しだした今年の1月くらいに、「そろそろ折り合いを付けられては…」と提案しても「それだけは…」と頑なに拒まれていました(離れて暮らされているのですが、誤って電話で話されただけでも…結構大変なことになっていました)。


私も「時間に解決してもらうしかないんかんなぁ」と思って、以降はそのことには触れずにケアを続けてきました。


で、今回は約一ヶ月ぶりの来院。



私 「体験談の方、ご協力いただきましてどうもありがとうございました。」


女性「いえいえ」


私 「…で、最近どんな感じですか?」


女性「最近、○○○(ある習い事)を始めたんですよ。これで将来をどうこうっていうのではなくて、何となくやりたくなったから…」


私 「(!)え~、すごいじゃないですか。それでいいと思いますよ」


女性「はい。でね…親にも会ってきた!」


私 「…え゛え~!!…っで、どうでした!?」


女性…どうもなかった(笑)


本当にこの方は、この半年間で変わられました。この方には失礼な言い方になるかもしれませんが(ゴメンナサイ)、よく健康食品や医療機器の広告で“使用前→使用後”の変化を写真で表現していますが、この方の場合だとアトピーですので、通常肌の変化を写すことになるのでしょう。


でもそんなことよりも、この方の本当の変化は、この方の周りを漂っている何ともいえない柔らかい空気感だったり、自分自身を楽しんでいる人特有の目の輝きだったり…ホントお見せできないのが残念なくらい、半年前とは別人になられてるんです。


この方もおっしゃってましたが、ご両親に会うのは久しぶりだったので、半分お客さんとして扱われていた部分はあるとしても、それを差し引いても、ご両親と対峙して動じない自分に驚いたとのことです。


 


スゴイ!もろもろ辛かったかと思いますが、本当に努力の賜物ですね(頭が下がります)。


おめでとうございます!


(この方の体験談です→「みなさんの声-20歳代女性 主婦」 )