ばんざ~い!

今日いらした60歳代の男性。
前回から約1ヶ月ぶりの来院だったのですが、いらっしゃるなり…


 患者さん「これ見て(“ばんざ~い”の動作)」
 
 わたし 「…わぁ!挙がるようになりましたね!!」

 患者さん「あれから、教えてもらった肩甲骨回す体操、一週間毎日やってたら挙がるようになったわ、…おおきに(笑)。」


この方は前回いらしたとき、左肩がガチガチに固まっていて(いわゆる五十肩)、施術では5,6割の改善がみられたのですが、残りは指導した体操をしながら様子をみていただくことになっていました。

とは言うものの、指導しておいてなんですが、正直、これほど体操を熱心に真面目にやっていただき、その上ここまでご自身で症状を追い込まれるとは、思ってもみませんでした(すいません)。

患者さんを、患者さんの中のよくなろうとする力を、もっと信じないと…、つくづく学ばされました。


で、今日はご自身で症状をかなり追い込んでいただいたこともあり、その残り、横方向への挙上(70°位で制限される)です。
毎朝、職場でラジオ体操をやっているそうですが、両腕を横から上げていき、頭上で交差させる動きがまだ出来ないとのこと。

施術は、局所的には棘上筋という筋肉の腱をこすりつけるような手技(ストリッピング:ちょっと痛い)をして、全体的には肝臓、胃、肺への内臓整体を行いました。

私の場合、関節症状にも直接関係のなさそうな内臓や経絡などへも、アプローチを入れることが多いです。ちょうど症状の外堀を埋めるような感じで。
もちろん手間ひまがかかるのですが、そういったものを加えるようになってから、関節症状の改善の早さが随分変わったように思います。


施術後、再度動き、痛みを確認してもらうと…


 「(ラジオ体操の頭上で腕を交差する動きをして)おおっ!明日みんなの前で見せれるわ!…おおきに(笑)」


はい、ブンブンぶん回してやってください!