つながり

「今日、携帯屋いってきました。たぶんメールできると思います。」


当院では希望される方には、施術後のフォローをメールでも行っています。

上記のメールを送っていただいた患者さんは、携帯メールの受信設定をパソコンから送信されたものは“全て拒否”にされていたのですが、その解除の仕方がわからず、わざわざ携帯ショップに出かけて、当院からのメールを受けられるようにしていただいたとのことです。

ありがとうございます。
こちらからの返信も受け取れたようで、遠方からいらっしゃるので(福知山線東西線を乗り継いで来られます)、何かあれば、私にできる範囲でお力になれればうれしいです。


メールといえば、夕方、当ブログをご覧になったある患者さんから、私の身体を気遣うメールをいただきました。
“発作”という表現をご覧になって、私がどえらいことになっていると思われたようですが、今すぐどうということはないんですよ。


痛風発作は、確かに足の親指をネズミにかじられたように痛むので症状自体は割合派手なんですけれど、私の場合も自分なりに対処したこともあり数十分で消失しましたが、本来でも2~3日で自然に消えてしまうものです。

で、先に予想される最悪のシナリオを言っておくと、もし私が食事、運動、休息といった今までの生活習慣を改めず、未病対策を講じなければ、

  尿酸値上昇→発作を繰り返す(間隔も短くなる)→関節変形、痛風

を辿る可能性があります。

少し前、腎臓移植がニュースでも話題になっていましたが、

  “死ぬまで自分の腎臓でおしっこをつくれるか?”

というずっと先を見越したテーマの方が、目下の発作よりも(再発していませんが)ずっと大きいんです。
ごくゆっくりと進行するものなんで、すごく地味なんですけれど。


昔、『未来は今http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=0limits-22&l=as2&o=9&a=B001VFIAUA』という映画がありましたが(コーエン兄弟監督だったと思いますが)、10年後20年後以降の私の腎臓のコンディションを左右するのは、上記のテーマ(=人工透析を回避できるか?)は、これからの私の生活次第、痛風発作はそれを知らせる予告篇、ということなんです。

私自身は、今の段階、ずっと手前の段階でそれがわかって、すごくありがたく感じています。


あまり普段病気をしないこともあり(ここ五年ほどは目薬以外の薬を身体に入れてません)、せっかくの経験なので自分なりに色々掘り下げて考えてみたんですが、それがかえってご心配をお掛けしたようで、大変申し訳ありませんでした。

そして気遣っていただき、本当にありがとうございました。


参考:『必修内科学http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=0limits-22&l=as2&o=9&a=4524241086改訂第5版』南江堂刊