ホノルルマラソン
先ほどホノルルマラソンのHPを見ていたんですが…ご存知でした?
昨年の参加者約2万8千人中、日本人が約1万8千人だそうです!
…日本人ばっかりなんですね、知りませんでした。
私はハワイに行ったことがないのですが、それだけの人が(家族同伴の方も多いでしょう)飛行機で海を渡って、宿に泊まって、マラソンを走って、また日本に帰ってくる。
…スゴイ。
今年は12/9に開催されるのですが、十数年ぶりに一念発起して参加されるという、30歳代の女性を施術する機会がありました。
練習で何キロか走っていると、必ず左足の内くるぶしの後ろから踵にかけてが、突っ張って走れなくなり、最近ではそれがひどくなって思うように練習ができないとのことです。
普段はご近所の整骨院で調整してもらっているそうですが、日が迫ってきたこともあり、違うことも試してみたいと、“何となく直感で!”私の施術を受けられることにしたそうです(笑、光栄です!)。
部位を確認すると、後脛骨筋(こうけいこつきん)という筋肉が突っ張って伸びなくなっていました。
特にぶつけた覚えもないとの事ですし、整骨院やご自身で筋肉そのもののケアはされているとのことですが、この独特の突っ張り方は、どうも内臓の影響っぽいです(内臓=体制反射といいます)。
腰椎も神経を狭窄しているようなところもないようなので、腎臓に内臓整体を施し、動きを確認してもらいました。
「(足を動かしてみて)…ある程度走ってみないとわからないですけれど、…練習は出来そうですね!何か芯が抜けたみたい…(笑)。」
“芯が抜けたみたい…”ですか(いい表現です、気に入りました)。
この方のように、普段身体のケアをしているアスリートが、どこかにぶつけたわけでもないのに筋肉が伸びなくなるというのは、いきなりストレッチが下手になるとかはまず考えにくいので、筋肉そのものではなく、違う原因を考えた方が改善につながることが多いです。
ちょうど症状の出ていた後脛骨筋は、東洋医学的な経絡で言うと腎経(腎臓に関係の深いライン)上にも当たり、腎臓の機能低下によって症状が出ていたものと推測されますが、同じ理由でひざや腰に症状が出ることもあります(ご参考までに:当院HP 症例3.ひざ痛)。
せっかくの一念発起!どうかいい練習をして、本番にのぞめますように…。