祝!社会復帰

連休が明けました。
今日から仕事始めという方もおられると思います。

病気でしばらく休職されていたある患者さんも、今日から復職されました。
その方から昨日、こんなメールが届きました。

「…周りがかなり心配していて、『今までみたいに無理はしないから』と何度も説明し
てます。でも、無理しないで仕事するのは無理な話で…(今の仕事好きだし)。
ただ、今までのやり方じゃなく、仕事の優先順位を見直したり、気持ちの持ち方を変え
たりすることで、前よりいい形をつかみたいなぁと思っております。」

元々感動しぃの私ですが…、やっぱり感動しました(笑)。
病気によって色々気付かされたことがあるようで、対応の仕方によっては、本当に「病気
≠災い」なんだなぁ、と思います。

かくいう私も以前にしていた仕事で、病気ではないのですが、精神的に大スランプに陥
り(ある意味病気か!?今気付きました)、半年ほど休職したことがあります。
その時は3~4ヶ月かけて、中国の上海からトルコのイスタンブールまで陸路でアジア
大陸を横断して過ごしました(28,9歳のとき)。
早い話が現実逃避です(笑)。

旅から帰り、さぁ社会復帰、という時はとても恐かったのですが、きっかけが何かはわ
かりませんが、私もこの患者さんと同様、「何をするか?→如何にするか?」に仕事の
価値観というか物差しがいつの間にか変わっていたことで、その後を乗り切れたように思い
ます(今思えばですが)。

この患者さんも精神的にかなり不安定な時期があったのですが、逃げずに自分自身を相
当見つめたんでしょうね。
もちろん病気の再発等の心配もありますが、大きな病気を乗り越えた人って何かキラキラ
しています。

そのおすそ分けに与れるのは、この仕事をやってるメリットのひとつです。



「…あなたの生理や環境によって与えられた限界内で、普通あなたができることがたくさんある。」
 
 『現代アドラー心理学〈上〉http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=0limits-22&l=as2&o=9&a=4393360222』 G.J.マナスター、R.J.コルシーニ著/春秋社 より