明るい世界

先日いらした30歳代の男性。月に一度ケアに来ていただいているのですが…アレ?メガネがない!



「どうしはったんですか?」


 「(満面の笑みで)あ、これねぇ!レーシックの手術したんですわ!!


目の前を火花が飛んどるなぁ、って思ってたらスグ終わりましたわ(笑)。


よう見えますよ~


正直、距離感のない声の大きさに一瞬たじろいだんですが(笑、スイマセン)…何だか性格まで明るくなられたようです。


大手スーパーに勤められている方ですが、昨年の食品による中毒事件以来、より一層食品を注意して見るようになり、目の疲労はかなり深刻になっていました。


医学の進歩ってすごいですね。保険適応外の手術なのでそれなりの費用はかかりますが、手術によってよく見えるようになり、それ以上に疲れにくくなったとのことです。


 


この方の言葉を借りると「世界が明るなった!」とのことですが、ちなみに心理療法でも、頭の中で何度もリピート再生されるいやな出来事・人に、より明るい照明を当てる、というのがあります。


その他にも、その出来事を色んな角度から見てみたり(相手目線、俯瞰、小津アングル!?)、見ている画面を携帯の画面くらいに小さくしたりというのがありますが、明るくする場合はその出来事に、大女優さんに当てるような輪郭が飛ぶくらいの照明を当てます。


その状態でそのいやな出来事・人を再生してみると、かなり違った印象を受けると思います。


 


で、その男性。



「あ、そうや。手術する人紹介したらなんぼかもらえるみたいなんですけど、先生どうですか?」


○十万円…ですか。すぐには無理ですが、明るくなったこの方を見ていると、正直、私も受けてみたくなりました。いつになるかはわかりませんが、その時はよろしくお願いします。