やけっぱち! その1

今日は8月31日、“宿題の日”ですね(笑、ちなみに私はキリギリス派でした^_^;)。

 

8月ももう終わりですが、今月はお盆休みもあった関係で、遠方から来院される方が比較的多かったです。

 

その一方で、今日来ていただいた方はお近くの方なんですが、なんと占いの先生に「あなたは(五行でいう)火と土が強すぎるので、自宅から北東の方角の整体院に行くように…」と言われた、という理由で来ていただきました(笑)。色んなご縁があるもんですね。病院経由はあっても占いの先生経由は初めてだったと思います(みなさんありがとうございます)。

 

 

初めてといえば今月は私自身、初めてともいえる相談に出会いました。ギャンブルへの依存です。

 

元々、その方(40歳代男性)の奥さんが電話で相談し、だんなさんの予約を取られたのですが、当日、ご本人が来院されて私が話を切り出すと、私もだんなさんもびっくり!

 

なんと奥さんからは「整体の予約取ったから行ってきて!」と言われただけで、カウンセリングをやる等、何も聞いてないとのこと(むちゃブリ!?)。

 

でも、確かに「カウンセリング受けて来て!」と言えば、だんなさんに拒まれる可能性も高いわけですし…一応普段私が心身症(ストレスに由来する身体症状)に対して行っていること、だんなさんの場合、私がお力になれそうこと、なれないことを、引きまくるだんなさんに(笑)小っちゃなホワイトボードを使って説明してみました。

 


・通常の心因的要素の強い身体症状(心身症)の場合 
 
イメージ 1

 =心の中の我々があずかり知れない部分(潜在意識)の中の核(未処理の感情等)が、自律神経(黄色矢印)を介して身体症状を作り出していると考えますので、まず原因となっている核を中和する目的でカウンセリングご自身での取り組みを指導することがメインになります。

身体症状はあくまで原因(核)に対する結果(置き換え)でしかないのですが、放っておくと胃潰瘍のように胃に穴をあけるくらいのことはやってのけますので、身体には徒手療法で対処しています。ただ核の中和が進んでいないのに、先に身体症状だけが改善されてしまうと、回避するための置き換えがなくなるわけですから、いきなり直で強烈な不安感に襲われたり、症状が再発したりするので、やはり核を中和させる作業が一番大切になります。

あと過剰なストレスを受けられている方の場合、大概身体の感覚が鈍くなっていますので(失体感症)、そういう意味でも身体へのアプローチは意味のないことではありません。

・この方の場合

 =やはり、ストレスを受けたときにギャンブルに向かわせる潜在意識下のプログラム(行動:赤矢印)の書き換え、核の中和がメインになりますので、カウンセリング、ご本人の取り組み等の作業が必要かと思いました。

(このプログラムは強力で、なかなか自分の意思の力ではギャンブル、酒、薬物、買い物、恋愛等への依存は断ちがたいものです)

・私がお力になれそうなこと

  ・カウンセリングご自身の心の中への取り組みアドバイス―原因である核を中和する目的で

  ・身体への施術―“借金で首が回らなくなる”と言いますが、身体へ刺激を入れることで緊張状態の筋肉・神経を和らげることと、自分の身体感覚を取り戻す目的で

・私がお力になれないこと

  ・当たり前ですが、この方の場合、身体で言うところの表面化している症状に当たるのは、増えて放置されたままの借金になりますが、その処理はそちらの出血を止めるお金のプロに相談されるなり、ご自身でネットで調べるなどしてもらうことになります。

やけっぱち!その2   へ続く )