本当は…

「本当はやったほうがいいのになぁ…と思いつつやっていないこと!」


結構ありませんか?私はてんこ盛りです(笑)。


 


昨日、ある方からのご紹介で、遠方に住む方から電話で問い合わせがありました。なかなか改善しない症状に対する焦りとともに、徒手療法に対する期待感も併せて伺えましたが、これこれこういうことは期待できるが、正直、実際にお会いして、お話を伺って、診て、やってみないと、最終的にどう変化するかはわからない、という当たり前といえば当たり前のことをお伝えしました。すると…



「確かに…そうですよね、わかりました。じゃあ後で近くの地図をFAXで送ってもらえます?」


「(!)…あっ、はい」


納得していただけたのは良かったのですが、実はFAXで送れるようなモノクロの地図というものを用意してなくて、とっさに“ホームページの地図を送ったらいけるやろ…”くらいに軽く思って送らせてもらったのですが…後で考えると、受け取られたものは相当見づらかったことと思います。


 


これまでにもFAX用の地図は、インターネットをご覧になれない方のために、「本当はあったほうがいいんやろなぁ」「その方が親切なんやろなぁ」と思うような機会がごく稀にあっても、「多くの人はHPを見て来てくれるんやし…」とか、「いざとなったら電話でナビしたらいいやん…」とか、「もっと他にやらなあかん大事なことがたくさんある(…はず!?)」とか、さんざん自分に言い訳して結局やらなかったんですね。


でもよくよく考えると… “本当は面倒くさかっただけ” のようです(苦笑)。


 


確かに、自慢じゃありませんが私はブラインドタッチはできませんし、地図なんか手で描いてもかんなりあやしいものになってしまいますが(笑)、手間・ひま・根性(!?)を使えば、立派なものはできなくとも、はじめて訪れた方が、駅から当院まで迷わずにたどり着けるくらいのものは作れたはずなんです。


で、そのこと(自己欺瞞)に気づいてしまった手前、昨日からワードを使って、ぎこちないマウスさばきでFAX用の地図を作ってました(今朝、その方には再送しました)。


 


時々、「自分と向き合うということがわからない」と言われる方がいらっしゃいますが、なにも慣れない瞑想だとか自律訓練法とか特別なことをやらなくても、こういう「本当はやったほうがいいと思いつつ、やっていないことリスト」を、一つひとつできることからこなしていくのも、自分の中の未処理の課題を処理済にかえる方法の一つかと思います。


(しかし、地図って難しいですわ(^O^))